犬と猫と人間と

獣医さんの待合室に貼ってあったポスター見て、この映画がこちらでも上映されるんだと喜んでいたら、
クーの丘では入場券が頂ける(一家族一枚)ということで、頂きました。
うかうかしていたら一日一度だけの上映日が終わりそうだったので、トーさんはお休みを取って、見に行ってきました。
             犬と猫と人間と

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もし機会があったら是非是非観に行って下さい。

お涙頂戴の可哀想な動物モノではないので安心してご覧下さい。

説教臭い事は全くないので安心してご覧下さい。

ひとりでも多くの人が見てくれたらと思いました。

映画を見た感想:チョークチェーンで犬を引っ張るのはコワイです。

今でも動物の訓練というと、恐ろしい声で怒鳴って、殴って、厳しくするものだという既成概念がありませんか?
そしてそう訓練した方が安心だけど、自分には出来ないから、訓練はいらないわ。ってね。

以前モンティー・ロバーツという馬の調教師の調教を見たことがありました。
馬の行動を見て、本来の習性を使って、調教する姿はまるで魔法を見ているようでした。
「馬の心に傷を与えてはならない、押さえ付けてはいけない、痛みを与えてはいけない」
そんなやり方に猛反発する人々もいるようです。

犬も馬もひとつ間違えれば人間に多大なダメージを与えられる動物なので、力でねじ伏せられればその方が安全だと思いたい人の気持ちはなんとなく理解できはします。

でも人だって躾と称する虐待で心が損なわれ、虐待の連鎖を起こしたりしています。
なので、やっぱり見ているだけで恐くなるような事で他者を従わせられることは多くないのだと思ったのでした。

マーシャを迎えるまで、何年も犬と暮らすことを考えていたときに出会った冊子です。
犬を飼うってステキです-か?

Su00

こういう地味な映画を観に行こうなんて思う人は動物好きだろうし、

こういう冊子をしっかり読んで心構えをしようなんて言う人は

動物と暮らしていても、ちゃんと接しているだろうと思うんです。

だから意識を変えるというのは難しいと思ったのでした。