田舎日記・平成の一庶民(女)
庭に植物を置く(植える)ときに皆さんはどんな基準で選びますか?
私の基準はというと…なんだかミーハーチックです。
A cloudless sky, a world of heather, 雲ひとつない空 ヒースの曠野
マーシャのママの名前はホワイト・ヘザー 我が家のブリショのお嬢様ヘザーとか、
ミステリ小説ではおなじみの植物です。
yellow of broom: エニシダの黄ヨークのリチャード(リチャードⅢ世)は最後のプランタジネットだったとか…
Crowds of bees are giddy with clover, 群 れなす蜂は ツメクサに酔いしれ
マーシャの親元もケンネルネームが「四つ葉」で、四つ葉がある鉢を選びました。
写真にも四つ葉が写っているので探してみて下さいね。
昔、サンリオ出版から出た、あるエドワード朝貴婦人のカントリーダイアリーという本がありました。
エディス・ホールデンの花鳥動物の絵が素晴らしいです。
そしてその絵にあった詩が鏤められています。
とても好きな本で、その図版からノリタケが素敵なセットを出していました。
結婚の時に頂いたのですが現在はありません。
たまにそれが無性に恋しくなってしまいます。
いつか自分の庭を持ったらその中でも一番好きな詩にちなんだ植物を持ちたいと思ったのでした。
A cloudless sky, a world of heather,
Purple of foxglove, yellow of broom:
We two among them wading together,
Shaking out honey, treading perfume.
Crowds of bees are giddy with clover,
Crowds of grasshoppers skip at our feet:
Crowds of larks at their matins hang over,
Thanking the Lord for a life so sweet.
Jean Ingelow
雲ひとつない空 ヒースの曠野
ジギタリスの紫 エニシダの黄
そのただ中をかきわけ 蜜を散らし
香りを踏んで 私たちは歩む
群
れなす蜂は ツメクサに酔いしれ
イナゴは 私たちの足をかすめて跳びかい
ヒバリは この甘美な神のわざをたたえて
高く高く 朝の
歌をうたいはじめる
前田 豊司、 岸田 衿子訳
先ほど知ったのですがエディス・ホールデン(The Edwardian Lady Edith Holden)
という品種のバラがあることを知りました。
次のバラはエディス・ホールデンに決めました。